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理由で解く 柔道整復師

QJ31A095 生理学

出典:第31回柔道整復師国家試験(2023)午前 問95
問題
収縮期血圧 130mmHg、拡張期血圧 70mmHgのときの平均血圧はどれか。
選択肢
1 80 mmHg
2 90mmHg
3 100 mmHg
4 110mmHg
解答
正解2(90mmHg)
解説

平均血圧は上下の単純平均ではなく、拡張期血圧に脈圧の3分の1を足して求める。70+(130-70)÷3=90 mmHgとなる。

心周期では収縮期より拡張期のほうが時間が長いため、1心周期にわたって血圧を平均すると拡張期血圧に近い値になる。そこで実用的には「平均血圧=拡張期血圧+脈圧÷3」で近似する。脈圧は収縮期血圧から拡張期血圧を引いた差である。本問では脈圧が130-70=60 mmHg、その3分の1が20 mmHgなので、70+20=90 mmHgとなる。平均血圧は臓器への血液の送り込みやすさを表す指標として重要なので、単純平均の100 mmHgと取り違えないよう、式ごと手を動かして覚えておく。

✓ 2. 正しい
90mmHg
脈圧=130-70=60 mmHg。平均血圧=70+60÷3=70+20=90 mmHg。式に当てはめるだけで一意に決まる。
✗ 1. 誤り
80 mmHg
拡張期血圧に脈圧の6分の1を足した値に相当し、平均血圧の式に合わない。足すのは脈圧の3分の1である。
✗ 3. 誤り
100 mmHg
(130+70)÷2で求めた単純平均である。拡張期のほうが時間が長いという心周期の性質が反映されていないため、平均血圧としては用いない。最も引っかかりやすい選択肢なので、必ず式に戻して確認する。
✗ 4. 誤り
110mmHg
拡張期血圧に脈圧の3分の2を足した値に相当する。分数の向きを逆にした場合に出る値で、式に合わない。
ポイント
  • 平均血圧=拡張期血圧+脈圧÷3。まずこの式を確実に暗記する。
  • 脈圧=収縮期血圧-拡張期血圧(本問では60 mmHg)。
  • 拡張期のほうが時間が長いため、平均は拡張期血圧寄りの値になる。
  • 単純平均(上下を足して2で割る)では求めない。
  • 平均血圧=心拍出量×全末梢血管抵抗、という関係も合わせて押さえる。
比較表
指標求め方本問での値
収縮期血圧心室収縮期の最高値130 mmHg
拡張期血圧心室拡張期の最低値70 mmHg
脈圧収縮期血圧-拡張期血圧60 mmHg
平均血圧拡張期血圧+脈圧÷390 mmHg
(誤りやすい)単純平均(収縮期+拡張期)÷2100 mmHg(平均血圧ではない)
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