学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §5 呼吸器系 / QJ31A062

理由で解く 柔道整復師

QJ31A062 解剖学

出典:第31回柔道整復師国家試験(2023)午前 問62
問題
前頭洞の鼻腔への開口部位はどれか。
選択肢
1 最上鼻道
2 上鼻道
3 中鼻道
4 下鼻道
解答
正解3(中鼻道)
解説

正解は3。前頭洞は前頭鼻管を通り、中鼻道(半月裂孔の付近)に開口します。

副鼻腔は4種類あり、どこに開くかで整理すると一気に覚えられます。中鼻道には前頭洞・上顎洞・篩骨洞の前部および中部の3系統が集まって開き、上鼻道には篩骨洞の後部が開きます。蝶形骨洞だけは上鼻甲介の後上方にある蝶篩陥凹(最上鼻道にあたる部位)に開口します。そして下鼻道に開くのは副鼻腔ではなく鼻涙管で、泣いたときに鼻水が出るのはこの経路によります。中鼻道は3系統の出口が集まる要所なので、粘膜が腫れるとそこにつながる複数の副鼻腔の換気と排出が同時に悪くなる、という理解につながります。

✓ 3. 正しい
中鼻道
前頭洞は前頭鼻管を経て中鼻道の半月裂孔付近に開きます。ここには上顎洞と篩骨洞の前部・中部も開口します。
✗ 1. 誤り
最上鼻道
上鼻甲介の後上方にあたる部位で、ここ(蝶篩陥凹)に開くのは蝶形骨洞です。
✗ 2. 誤り
上鼻道
上鼻道に開くのは篩骨洞の後部(後篩骨蜂巣)です。前頭洞はここではありません。
✗ 4. 誤り
下鼻道
下鼻道に開くのは鼻涙管で、副鼻腔は一つも開口しません。副鼻腔と唯一無関係な鼻道として覚えます。
ポイント
  • 中鼻道:前頭洞・上顎洞・篩骨洞(前部・中部)が開く要所。
  • 上鼻道:篩骨洞後部が開く。
  • 蝶篩陥凹(最上鼻道にあたる部位):蝶形骨洞が開く。
  • 下鼻道:鼻涙管が開く。副鼻腔の開口はない。
  • 「上から蝶形骨洞→篩骨後部→前頭・上顎・篩骨前中部→鼻涙管」と上下順で並べると混乱しない。
比較表
開口する場所開くもの
蝶篩陥凹(最上鼻道にあたる部位)蝶形骨洞
上鼻道篩骨洞後部
中鼻道前頭洞・上顎洞・篩骨洞前部および中部
下鼻道鼻涙管(副鼻腔ではない)
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