学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ31A056
理由で解く 柔道整復師
正解は1。歩行の立脚期に骨盤を水平に保ち、遊脚側の骨盤が落ちないよう引き上げるのは中殿筋です。
中殿筋は腸骨翼の外面から起こり大転子に停止する、上殿神経支配の股関節外転筋です。歩行では片脚支持の時間があり、支えていない側(遊脚側)の骨盤は体重によって下へ落ちようとします。このとき立脚側の中殿筋・小殿筋が収縮し、大腿骨頭を支点にして骨盤を引き上げるため、骨盤は水平に保たれます。この働きが低下すると、片脚立位で遊脚側の骨盤が下がるトレンデレンブルグ徴候や、体幹を立脚側へ倒して代償するデュシェンヌ跛行が現れます。評価では片脚立位で骨盤の水平が保てるかを確認し、低下があれば股関節外転筋の強化と、荷重時の骨盤コントロール練習につなげます。
| 筋 | 起始→停止 | 主な作用 |
|---|---|---|
| 中殿筋 | 腸骨翼外面→大転子 | 股関節外転、歩行時に骨盤を水平保持 |
| 梨状筋 | 仙骨前面→大転子尖 | 股関節外旋(屈曲位では外転) |
| 内閉鎖筋 | 閉鎖膜内面→転子窩 | 股関節外旋 |
| 大腿方形筋 | 坐骨結節→転子間稜 | 股関節外旋 |
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