学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §6 柔道整復師と国民医療費 / QJ31A040

理由で解く 柔道整復師

QJ31A040 必修問題

出典:第31回柔道整復師国家試験(2023)午前 問40
問題
医療保険の被用者保険で誤っているのはどれか。
選択肢
1 共済組合
2 船員保険
3 後期高齢者医療
4 全国健康保険協会管掌健保(協会けんぽ)
解答
正解3(後期高齢者医療)
解説

この設問は「誤っているのはどれか」を問うています。後期高齢者医療制度は被用者保険にも国民健康保険にも属さない独立した制度なので、答えは3です。

わが国の医療保険は、勤め先を通じて加入する被用者保険(職域保険)と、地域を単位とする国民健康保険(地域保険)に大別されます。被用者保険には健康保険組合、全国健康保険協会管掌健康保険、共済組合、船員保険が含まれます。これに対し後期高齢者医療制度は、2008年(平成20年)に開始された75歳以上(および65〜74歳で一定の障害がある人)を対象とする独立した制度で、都道府県ごとの後期高齢者医療広域連合が運営主体です。第31回国家試験が行われた2023年時点でも枠組みは同じで、対象者は75歳になった時点でそれまでの被用者保険や国民健康保険から移行します。

✓ 3. これが誤り(=被用者保険ではない)
後期高齢者医療
被用者保険にも国民健康保険にも属さない独立した制度です。運営は後期高齢者医療広域連合が行い、75歳以上の人(および65〜74歳で一定の障害がある人)が対象になります。
✗ 1. 被用者保険にあたる(=答えではない)
共済組合
国家公務員・地方公務員・私立学校教職員などを対象とする被用者保険です。
✗ 2. 被用者保険にあたる(=答えではない)
船員保険
船員を対象とする被用者保険で、全国健康保険協会が運営しています。
✗ 4. 被用者保険にあたる(=答えではない)
全国健康保険協会管掌健保(協会けんぽ)
主に中小企業の被用者とその被扶養者を対象とする被用者保険です。健康保険組合を持たない事業所が加入します。
ポイント
  • 医療保険は被用者保険(職域)と国民健康保険(地域)に大別され、後期高齢者医療制度はそのどちらにも属さない独立制度。
  • 被用者保険=健康保険組合、協会けんぽ、共済組合、船員保険。
  • 後期高齢者医療制度は2008年開始。対象は75歳以上および65〜74歳で一定の障害がある人。
  • 運営主体は都道府県単位の後期高齢者医療広域連合。
  • 75歳到達時に、それまでの被用者保険・国民健康保険から自動的に移行する。
比較表
区分制度主な対象
被用者保険(職域保険)健康保険組合、協会けんぽ、共済組合、船員保険会社員・公務員・船員とその被扶養者
国民健康保険(地域保険)市町村国保、国民健康保険組合自営業者・退職者など
独立制度後期高齢者医療制度75歳以上、65〜74歳で一定の障害がある人
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