学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §21 肘内障の診察および整復 / QJ31A022
理由で解く 柔道整復師
肘内障は、前腕が回内した状態で長軸方向に牽引されることで生じます。したがって前腕にかかる力は「牽引と回内」です。
典型例は、保護者が子どもの手を急に引き上げた瞬間です。前腕回内位では橈骨頭の関節面が輪状靱帯に対して安定しにくく、そこへ長軸方向の牽引が加わると橈骨頭が遠位へずれ、輪状靱帯が橈骨頭を乗り越えて腕橈関節内に嵌入します。受傷肢位が「牽引+回内」であることを押さえると、整復操作がその逆をたどる(牽引を保ちながら前腕を回外し、肘を屈曲していく)ことも自然に理解できます。着地や転倒などで加わる圧迫(軸圧)は、肘内障ではなく骨折の機序です。
| 要素 | 受傷時に加わる力 | 整復操作 |
|---|---|---|
| 長軸方向 | 牽引される | 軽い牽引を保つ |
| 前腕の回旋 | 回内 | 回外へ誘導する(回内法もある) |
| 肘関節 | ほぼ伸展位 | 屈曲していく |
| 結果 | 輪状靱帯が橈骨頭を越えて嵌入 | 輪状靱帯が元の位置に戻る(クリック) |
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