学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §16 肩鎖関節上方脱臼の固定 / QJ31A015
理由で解く 柔道整復師
綿花枕子は、上方へ突出した鎖骨遠位部(肩鎖関節直上)に当て、その上から圧迫する。
肩鎖関節上方脱臼の整復位は、鎖骨遠位端を下方へ押さえる力と上肢を上方へ支える力が釣り合って保たれる。絆創膏や包帯の圧を突出部へ確実に伝えるとともに、骨の直上にかかる圧から皮膚を守るため、鎖骨遠位部に綿花枕子を当ててから固定を行う。枕子が大きすぎたり位置がずれたりすると圧が分散して整復位が緩み、逆に一点に強い圧が長時間かかると皮膚の発赤や潰瘍を生じる。固定後は皮膚の色調と疼痛を確認し、必要に応じて枕子の位置や厚みを調整して巻き直す。
| 部位 | この損傷での状態 | 加えるべき力 |
|---|---|---|
| 鎖骨遠位部 | 上方へ突出 | 枕子を当てて下方へ圧迫 |
| 肩峰・上肢 | 下方へ落ち込む | 肘を介して上方へ支える |
| 鎖骨近位部・骨幹部 | 転位していない | 圧迫の対象としない |
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