学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §14 肋骨骨折の固定 / QJ31A012
理由で解く 柔道整復師
肋骨骨折の絆創膏固定では、貼り始めに牽引を加えず、骨折部の上を通過する間に牽引を加える。
絆創膏固定の目的は、呼吸に伴う胸郭の動きを抑えて骨折部の動揺と疼痛を減らすことにある。そのため胸郭が最も小さくなる最大呼気時に貼付し、下位から上位へ向かって幅の1/2〜1/3ずつ重ねて貼り上げる。1本の絆創膏は健側の後正中線を越えた背側から貼り始め、患側の前正中線を越えて終わらせることで、十分な固定力が得られる。貼り始めと貼り終わりは牽引せずに皮膚へ密着させ、骨折部を通過する間だけ牽引を加えると、皮膚のしわや水疱をつくらずに圧迫効果が得られる。固定後は呼吸苦の有無、皮膚の発赤やかぶれを確認し、呼吸困難や血痰など気胸・血胸を疑う所見があれば直ちに医師の診察につなぐ。
| 項目 | 正しい方法 | 誤りやすい方法 |
|---|---|---|
| 貼付のタイミング | 最大呼気時 | 最大吸気時 |
| 貼る方向 | 下位から上位へ | 上位から下位へ |
| 貼付範囲 | 前後正中線を越える | 正中線の手前で止める |
| 牽引の加え方 | 骨折部通過時のみ | 貼り始めから牽引する |
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