学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §20 各論(脱臼) 下肢 / QJ30P093
理由で解く 柔道整復師
膝蓋骨外側脱臼では、膝蓋骨を内側へ引く内側広筋(とくに斜頭)の強化が再発予防の柱になります。正しいのは3です。
膝蓋骨は大腿四頭筋腱と膝蓋腱に挟まれ、大腿骨の膝蓋面(滑車溝)を滑走します。膝軽度屈曲位で下腿が外旋・外反を強制されると、Q角の増大とともに膝蓋骨が外側へ押し出され、内側膝蓋大腿靱帯(MPFL)が破綻して外側脱臼となります。素因として膝蓋骨高位、滑車形成不全、全身関節弛緩性、大腿骨内旋・膝外反アライメント、内側広筋の機能低下が挙げられます。徒手整復は膝を伸展させながら膝蓋骨を内方へ押すことで比較的容易に得られ、受傷時に自然整復されている例も少なくありません。再発を防ぐ鍵は、外側へ引く力に拮抗する内側広筋斜頭(VMO)の働きを取り戻すことと、股関節外転・外旋筋を含めた下肢アライメントの改善です。
| 用語 | 成り立ち | 例 |
|---|---|---|
| 反復性脱臼 | 外傷性脱臼の後、支持機構の修復不良により繰り返す | 膝蓋骨外側脱臼、肩関節前方脱臼 |
| 習慣性脱臼 | 関節形態の異常など素因があり、特定の運動でほぼ毎回起こる | 顎関節脱臼など |
| 随意性脱臼 | 本人の意思で脱臼・整復ができる | 肩関節など |
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