学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ30P085
理由で解く 柔道整復師
腓骨頭単独骨折は大腿二頭筋腱と外側側副靱帯の牽引による裂離骨折で、膝の内転(内反)強制で生じます。「膝関節の外転」とした2が誤りで、これが答えです。
下腿近位端部の骨折は、どの方向の力が、どの構造を引くのか押すのかで整理できます。膝が内転(内反)強制されると外側が離開し、腓骨頭に付く大腿二頭筋腱と外側側副靱帯が骨片を引き剥がして腓骨頭裂離骨折となります。この部位は総腓骨神経が腓骨頸を回るため、下垂足や第1・2趾間の感覚障害の有無を必ず確認します。逆に外転(外反)強制では内側が離開して内側側副靱帯が損傷し、外側では脛骨外顆が大腿骨顆部に押しつけられて陥没する脛骨外顆骨折が起こります。「引かれる側が裂離、押される側が圧迫・陥没」という対比が理解の軸になります。
| 骨折 | 機序 | 併せて確認すること |
|---|---|---|
| 腓骨頭単独骨折 | 膝の内転(内反)強制→大腿二頭筋腱・外側側副靱帯の牽引 | 総腓骨神経麻痺(下垂足) |
| 脛骨外顆骨折 | 膝の外転(外反)強制→外側が圧迫 | 内側側副靱帯損傷 |
| 脛骨顆部骨折 | 長軸方向の圧迫 | 関節血腫、関節面の陥没 |
| 脛骨粗面骨折 | 大腿四頭筋の急激な収縮 | 膝自動伸展の可否 |
| 脛骨顆間隆起骨折 | 前十字靱帯の牽引 | 前方不安定性、関節血腫 |
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