学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ30P084
理由で解く 柔道整復師
2つ選ぶ問題です。大腿骨骨幹部骨折の固定除去後に持ち越して問題となるのは、回旋変形の遺残と骨化性筋炎で、1と3が答えになります。
大腿骨骨幹部骨折では骨片が周囲の筋に引かれて回旋位のまま癒合しやすく、大腿が太いために外観だけでは回旋のずれに気づきにくいという難しさがあります。固定除去後は、腹臥位で膝90度屈曲位にして股関節の内旋・外旋角を左右で比べる、歩行時のつま先の向きを確認するなど、意識して評価します。もう一つが骨化性筋炎で、大腿四頭筋内の血腫が器質化して骨化するものです。無理な他動伸張や強いマッサージが誘因になるため、後療法は疼痛のない範囲の自動運動から始め、局所の熱感・硬結や可動域の頭打ちがあれば負荷を下げて医師と相談します。
| 用語・病態 | 問題となる時期 | 内容 |
|---|---|---|
| 回旋変形 | 固定除去後 | 骨片が回旋位で癒合。外観で気づきにくい |
| 骨化性筋炎 | 固定除去後の後療法期 | 血腫の器質化・骨化。過度な他動運動が誘因 |
| 拘縮 | 固定中〜除去後 | 筋・関節包など軟部組織による可動域制限 |
| 強直 | — | 関節構成体の骨性・線維性癒合。本骨折では通常問題にならない |
| 挫滅症候群 | 受傷直後(急性期) | 長時間圧迫解除後の腎不全・不整脈 |
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