学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ30P083
理由で解く 柔道整復師
大腿骨骨幹部骨折は強大な外力がなければ起こらず、受傷の中心は青壮年です。高齢者に好発するとした4が誤りで、これが答えになります。
大腿骨骨幹部は人体で最も太く強い管状骨で、折るには交通事故や高所からの転落、コンタクトスポーツのような大きなエネルギーが必要です。したがって受傷者は青壮年が中心で、高齢者に多いのは同じ大腿骨でも海綿骨に富む頸部・転子部(大腿骨近位部)のほうです。骨幹部が折れると下肢の支持性が完全に失われて起立・歩行ができなくなり、周囲を太い筋群に囲まれているため出血が1000〜1500mLに達し、著明な腫脹と異常膨隆、時に出血性ショックをきたします。骨折型は外力の加わり方で決まり、直達外力なら横骨折や粉砕骨折、介達(捻転)外力なら斜骨折・螺旋状骨折となります。
| 外力 | 骨折型 | 受傷機転の例 |
|---|---|---|
| 直達外力 | 横骨折、粉砕骨折 | 大腿部への直接の打撃、衝突 |
| 介達外力(捻転・屈曲) | 斜骨折、螺旋状骨折 | 足部固定下での体幹の捻れ、転倒 |
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