学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ30P082
理由で解く 柔道整復師
大腿骨小転子には腸腰筋が付着します。その裂離骨折で座位から股関節を自動屈曲できなくなるのがルドロフ徴候で、4が正しい選択肢です。
小転子の単独骨折は、腸腰筋の急激な収縮による裂離骨折として、骨端線が残るスポーツ少年に起こります。腸腰筋は股関節の主要な屈筋なので、付着部が外れると座位(股関節屈曲位)から膝を伸ばしたまま下肢を持ち上げる動作ができなくなり、これがルドロフ徴候です。鼠径部の腫脹・圧痛や小転子部の皮下出血を伴います。徴候名は丸暗記せず、「どの筋が、どこに付き、外れたらどの動作ができなくなるか」で結びつけると忘れにくくなります。なお成人で明らかな外傷なく小転子単独骨折を認めた場合は、病的骨折の可能性を念頭に医師へ紹介します。
| 徴候 | 責任構造・病態 | 所見 |
|---|---|---|
| ルドロフ徴候 | 小転子(腸腰筋付着部)の裂離 | 座位で膝伸展位のまま下肢を挙上できない |
| トレンデレンブルグ徴候 | 中殿筋(大転子付着)の機能不全 | 患肢片脚立位で遊脚側の骨盤が下がる |
| ドレーマン徴候 | 大腿骨頭すべり症 | 股関節屈曲時に外転・外旋を伴う |
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