学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §6 総論 スポーツ整形外科 / QJ30P059
理由で解く 柔道整復師
急性のスポーツ外傷は1回の大きな外力で起こる損傷で、発生部位では足関節が最も多い。したがって1が正しい。
スポーツによる運動器の損傷は、1回の外力で生じる「スポーツ外傷」と、繰り返しの軽微な負荷が蓄積して生じる「スポーツ障害(オーバーユース)」に大きく分けられる。急性外傷の代表は足関節捻挫で、ジャンプの着地や急な切り返しで足部が内がえしを強制され、前距腓靱帯が損傷される。損傷の種類でも捻挫が最も多く、打撲・肉ばなれ・骨折がこれに続く。競技別では、接触プレーや急な方向転換の多いバスケットボール、サッカー、バレーボールなどの球技で急性外傷の発生が多い。急性期は疼痛・腫脹・皮下出血・不安定性を評価し、安静・冷却・圧迫・挙上を柱とした処置を行ったうえで、骨折や靱帯完全断裂が疑われれば医師の診察につなぐ。
| 項目 | 急性のスポーツ外傷 | スポーツ障害(慢性) |
|---|---|---|
| 発生機序 | 1回の大きな外力 | 繰り返しの軽微な負荷(使いすぎ) |
| 発症のしかた | 受傷の瞬間がはっきりしている | いつからか不明瞭で、徐々に悪化する |
| 代表例 | 足関節捻挫、肉ばなれ、脱臼、骨折 | 疲労骨折、シンスプリント、上腕骨外側上顆炎、野球肩、膝蓋腱障害 |
| 多い競技 | バスケットボール、サッカー、バレーボールなど接触・切り返しの多い球技 | 陸上競技、水泳、野球など同一動作の反復が多い競技 |
| 対応の基本 | 急性期処置(安静・冷却・圧迫・挙上)と評価 | 練習量の調整、フォームや用具の見直し、柔軟性・筋力の改善 |
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