学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §17 主要な疾患 膠原病 / QJ30P039
理由で解く 柔道整復師
蝶形紅斑は全身性エリテマトーデス(SLE)の皮疹です。皮膚筋炎の皮疹はヘリオトロープ疹とゴットロン徴候なので、これが設問の求める誤りになります。
皮膚筋炎は特徴的な皮疹と筋炎を併せもつ自己免疫性の炎症性筋疾患です。筋症状は体幹に近い近位筋が中心で、階段の昇降がつらい、髪を洗うために腕を上げられない、椅子から立ち上がりにくいといった訴えになります。筋の圧痛や筋肉痛を伴い、血液検査ではCK・アルドラーゼが上昇します。皮膚所見の代表は、上眼瞼が浮腫状に紫紅色となるヘリオトロープ疹と、手指関節の伸側にできる角化性紅斑のゴットロン徴候で、ほかにV徴候、ショール徴候、機械工の手が知られます。頬から鼻梁にかけて蝶が羽を広げたように広がる蝶形紅斑はSLEの所見で、こちらは日光過敏、関節痛、腎障害(ループス腎炎)などを伴います。皮膚筋炎では間質性肺炎や、成人例での悪性腫瘍合併にも注意が必要です。
| 皮膚筋炎 | 全身性エリテマトーデス(SLE) | |
|---|---|---|
| 特徴的な皮疹 | ヘリオトロープ疹、ゴットロン徴候 | 蝶形紅斑、円板状皮疹 |
| 筋症状 | 近位筋の筋力低下、筋肉痛 | 関節痛が主体、筋力低下は乏しい |
| 主な合併症 | 間質性肺炎、悪性腫瘍(成人) | ループス腎炎、漿膜炎、中枢神経病変 |
| 検査 | CK・アルドラーゼ上昇、抗Jo-1抗体 | 抗DNA抗体、抗Sm抗体、補体低下 |
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