学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §17 主要な疾患 膠原病 / QJ31P039
理由で解く 柔道整復師
関節リウマチは、手指などの小関節に左右対称の滑膜炎を起こす疾患です。朝方の背部痛が前面に出るのは、関節リウマチの特徴ではありません。
滑膜の慢性炎症がパンヌスを形成し、軟骨と骨を破壊していきます。好発部位は中手指節(MP)関節、近位指節間(PIP)関節、手関節、足の中足趾節(MTP)関節で、遠位指節間(DIP)関節は侵されにくいのが鑑別点です(DIP関節に変形が出るのは変形性関節症のヘバーデン結節)。進行するとスワンネック変形、ボタン穴(ボタンホール)変形、尺側偏位、外反母趾などをきたします。30〜50歳代の女性に多く、男女比はおよそ1対3〜4。1時間以上続く朝のこわばりが典型で、体を動かしているうちに軽快します。脊椎では環軸椎亜脱臼を生じることがあり施術上の注意点になりますが、これは頸椎の問題です。朝方の腰背部痛と改善しにくいこわばりが主症状として前面に出るのは、強直性脊椎炎に代表される脊椎関節炎のほうで、こちらは若年男性に多く、動くと軽快し、仙腸関節炎から始まります。
| 関節リウマチ | 変形性関節症 | 強直性脊椎炎 | |
|---|---|---|---|
| 好発年齢・性 | 30〜50歳代・女性 | 中高年・女性 | 10〜30歳代・男性 |
| 主な部位 | MP・PIP・手関節・MTP | DIP(ヘバーデン結節)、膝、股 | 仙腸関節・脊椎 |
| 対称性 | 左右対称 | 左右差あり | 体軸性 |
| 朝のこわばり | 1時間以上、手指 | 短時間(30分未満) | 腰背部、30分以上 |
| 症状と運動 | 動かすと軽快 | 動かすと増悪 | 動かすと軽快 |
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