学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §7 診察各論 生命徴候 / QJ30P029
理由で解く 柔道整復師
聴診法では、カフを減圧していく途中で拍動音(コロトコフ音)が聞こえ始めた点が収縮期血圧、消えた点が拡張期血圧です。
上腕にカフを巻いて動脈を完全に閉塞させ、そこから少しずつ減圧すると、収縮期に血液が狭い動脈を通り抜ける瞬間に乱流が生じて音が出ます。この音がコロトコフ音で、最初に聞こえ始めた点(第I点)が収縮期血圧、動脈の閉塞が完全になくなって層流に戻り音が消える点(第V点)が拡張期血圧です。触診法は橈骨動脈の拍動が触れ始めた点を読むので、収縮期血圧しか測れず、弱い拍動を拾いにくいぶん聴診法より10mmHg程度低めに出ます。測定の際は、上腕を心臓の高さに合わせ、安静を保ち、上腕周囲に合ったカフ幅を選ぶことが正確な値につながります。
| 触診法 | 聴診法 | |
|---|---|---|
| 判定する指標 | 橈骨動脈の拍動再開 | コロトコフ音 |
| 測れる値 | 収縮期血圧のみ | 収縮期・拡張期の両方 |
| 値の傾向 | 聴診法より約10mmHg低い | 基準となる値 |
| 用途 | 聴診前の目安、聴診困難時 | 通常の血圧測定 |
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