学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §6 進行性病変 / QJ30A123
理由で解く 柔道整復師
細胞は再生能から不安定細胞・安定細胞・永久細胞に分けられる。中枢神経細胞は分裂能をほぼ失った永久細胞にあたり、4肢のなかで再生能が最も低い。正解は4。
不安定細胞は常に分裂を続ける細胞で、表皮、消化管上皮、造血細胞が代表。安定細胞はふだん休止期にあるが、傷害などの刺激があれば分裂を再開する細胞で、肝細胞、腎尿細管上皮、線維芽細胞、血管内皮細胞、そしてグリア細胞がここに入る。永久細胞は分裂能をほとんど持たない細胞で、中枢神経細胞・心筋細胞・骨格筋細胞が挙げられる。中枢神経では失われた神経細胞が補充されず、欠損した部分はアストロサイトの増生(グリオーシス)によって埋められるため、形は繕われても機能は元に戻りにくい。脳梗塞後に後遺症が残りやすいのはこのためで、リハビリテーションは残った神経回路の再編を促す方向で行われる。なお成体でも海馬歯状回など一部で神経新生が報告されているが、傷害された領域を修復できる規模ではないと考えられている。
| 分類 | 分裂能 | 代表的な細胞 |
|---|---|---|
| 不安定細胞 | 常に分裂している | 表皮、消化管上皮、造血細胞 |
| 安定細胞 | ふだん休止、刺激で分裂再開 | 肝細胞、腎尿細管上皮、線維芽細胞、血管内皮細胞、グリア細胞 |
| 永久細胞 | ほぼ分裂しない | 中枢神経細胞、心筋細胞、骨格筋細胞 |
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