学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §4 呼吸 / QJ30A098
理由で解く 柔道整復師
頸動脈小体は末梢化学受容器で、その求心性神経は舌咽神経(洞神経、ヘーリング神経)です。「頸は舌咽、大動脈は迷走」で一組にして覚えます。
頸動脈分岐部には、血圧を感知する頸動脈洞(圧受容器)と、血液ガスを感知する頸動脈小体(化学受容器)が隣り合って存在し、どちらの情報も舌咽神経を経て延髄の孤束核に入ります。一方、大動脈弓の圧受容器と大動脈小体の化学受容器は迷走神経が担当します。末梢化学受容器は動脈血酸素分圧の低下にとくに鋭敏で、おおよそ 60 mmHg を下回るあたりから発火が急増し、換気を増やす方向に働きます。二酸化炭素分圧の上昇や pH の低下にも反応しますが、平常時の呼吸調節で主役を務めるのは延髄腹側の中枢化学受容器です。慢性的に CO₂ が高い患者では末梢化学受容器の低酸素刺激が呼吸の駆動源になっている場合があるため、酸素投与の際は換気状態の観察が欠かせません。
| 受容器 | 感知するもの | 求心性神経 |
|---|---|---|
| 頸動脈洞 | 血圧(動脈壁の伸展) | 舌咽神経 |
| 頸動脈小体 | PaO₂・PaCO₂・pH | 舌咽神経 |
| 大動脈弓圧受容器 | 血圧 | 迷走神経 |
| 大動脈小体 | PaO₂・PaCO₂・pH | 迷走神経 |
| 中枢化学受容器 | 脳脊髄液の CO₂・H⁺ | (延髄内、末梢神経を介さない) |
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