学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §10 感覚器系 / QJ30A078
理由で解く 柔道整復師
網膜は光を受け取る視細胞が最も深層(脈絡膜側)に位置する逆転網膜である。硝子体側の浅層から数えると、視神経細胞層→双極細胞層→視細胞層の順になる。
網膜を硝子体側から順に見ていくと、内境界膜・神経線維層・視神経細胞層(神経節細胞層)・内網状層・双極細胞層(内顆粒層)・外網状層・視細胞層(外顆粒層および錐体・杆体の外節)が並び、最深部に色素上皮層が接する。光は硝子体からこれらの層をいったん通り抜け、いちばん奥の視細胞に達してはじめて電気信号に変換される。そして信号は視細胞(1次ニューロン)→双極細胞(2次)→視神経細胞(3次)へと、光とは逆向きに浅層へ伝えられる。視神経細胞の軸索は網膜表面を走って一点に集まり、視神経円板(視神経乳頭)から眼球を出て視神経となる。この部分には視細胞がないため盲点となり、逆に中心窩は錐体が密集して介在する層が薄く、最も鮮明な像が得られる。つまり本問は「光の進む向き(浅→深)」と「信号の伝わる向き(深→浅)」が逆であることを理解しているかを問うている。
| 層の名称(別名) | 位置 | おもな役割 |
|---|---|---|
| 神経線維層 | 最浅層(硝子体側) | 視神経細胞の軸索が集まり視神経円板へ向かう |
| 視神経細胞層(神経節細胞層) | 神経線維層の深部 | 3次ニューロン。軸索が視神経となる |
| 双極細胞層(内顆粒層) | 内網状層をはさんでさらに深部 | 2次ニューロン。視細胞と視神経細胞を中継 |
| 視細胞層(外顆粒層・錐体/杆体) | 外網状層をはさんでさらに深部 | 1次ニューロン。光を電気信号に変換 |
| 色素上皮層 | 最深層(脈絡膜に接する) | 遮光・視物質の再生・視細胞外節の処理 |
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