学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ30A058
理由で解く 柔道整復師
足関節の運動軸(内果と外果を結ぶ線)より前を通る腱は背屈、後ろを通る腱は底屈に働きます。選択肢のうち軸の前を通るのは第三腓骨筋だけです。
下腿の筋は区画ごとに神経と働きがそろっています。前面の伸筋群(前脛骨筋・長趾伸筋・長母趾伸筋・第三腓骨筋)は深腓骨神経の支配で、伸筋支帯の下をくぐって足関節の前を通るので背屈します。後面の屈筋群(下腿三頭筋・後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋)は脛骨神経の支配で、アキレス腱や内果の後ろを通るため底屈します。外側面の長・短腓骨筋は浅腓骨神経の支配で、外果の後ろを回り込むので底屈と外返しを行います。第三腓骨筋は名前こそ腓骨筋ですが、長趾伸筋から分かれた前面の筋であり、深腓骨神経の支配で背屈に働く点が他の腓骨筋と異なります。腱がどちら側を通るかで作用を判断する習慣をつけると、暗記量を大きく減らせます。
| 筋 | 腱の通る位置 | 支配神経 | 作用 |
|---|---|---|---|
| 第三腓骨筋 | 足関節の前(伸筋支帯下) | 深腓骨神経 | 背屈・外返し |
| 前脛骨筋 | 足関節の前内側 | 深腓骨神経 | 背屈・内返し |
| 後脛骨筋 | 内果の後ろ | 脛骨神経 | 底屈・内返し |
| 長腓骨筋 | 外果の後ろ | 浅腓骨神経 | 底屈・外返し |
| 短腓骨筋 | 外果の後ろ | 浅腓骨神経 | 底屈・外返し |
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