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理由で解く 柔道整復師
三角筋下包は肩峰下滑液包と連続する滑液包で、棘上筋腱の上面に接します。腱が肩峰の下をくぐるときの潤滑装置です。
肩峰下滑液包は、肩峰と烏口肩峰靱帯の下面と、その下を通る棘上筋腱との間にある扁平な袋で、外側は三角筋の深面へ広がって三角筋下包となります。両者は多くの場合ひと続きで、上腕を挙げるときに棘上筋腱と骨・筋との摩擦を減らす役割を担います。棘上筋腱は肩峰と上腕骨頭に挟まれる位置を通るため、この滑液包がなければ挙上のたびに腱がすり減ってしまいます。実際に使いすぎや加齢で滑液包の炎症や腱の変性が起こると、外転60〜120度で痛みが出る有痛弧徴候として現れ、腱板断裂も棘上筋腱に生じやすくなります。触診や運動療法を組み立てる際は、この「腱と骨のあいだのクッション」の位置関係を頭に置いて可動域を確認するとよいでしょう。
| 筋 | 停止 | 支配神経 | 主作用 |
|---|---|---|---|
| 棘上筋 | 大結節(上面) | 肩甲上神経 | 外転の始動 |
| 棘下筋 | 大結節(中部) | 肩甲上神経 | 外旋 |
| 小円筋 | 大結節(下部) | 腋窩神経 | 外旋 |
| 肩甲下筋 | 小結節 | 肩甲下神経 | 内旋 |
| 大円筋 | 小結節稜 | 肩甲下神経 | 内転・内旋・伸展 |
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