学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ30A053
理由で解く 柔道整復師
咀嚼筋4つのうち、下顎枝ではなく関節側(下顎頸前面の翼突筋窩)と関節円板に付くのは外側翼突筋です。開口運動の主役でもあります。
咀嚼筋は4つとも下顎神経(三叉神経第3枝)の支配という点が共通なので、区別は停止部でつけます。咬筋と内側翼突筋は下顎角を外側と内側から挟み込むように付いて下顎を強く引き上げ、側頭筋は筋突起に付いて挙上と後退を行います。外側翼突筋だけは走行がほぼ水平で、下顎頸の翼突筋窩と顎関節の関節円板・関節包に停止します。そのため収縮すると下顎頭と関節円板を関節結節の方へ前へ滑らせ、開口と下顎の前突を生みます。顎関節の運動が「蝶番運動+滑走運動」の二段構えであることと、滑走を担当するのが外側翼突筋であることをセットで押さえておくと、開口障害や顎関節症の理解にもつながります。
| 筋 | 起始 | 停止 | 作用 |
|---|---|---|---|
| 咬筋 | 頬骨弓 | 咬筋粗面(下顎枝外面) | 挙上(閉口) |
| 側頭筋 | 側頭窩 | 下顎骨筋突起 | 挙上・後退 |
| 内側翼突筋 | 翼突窩 | 翼突筋粗面(下顎角内面) | 挙上(閉口) |
| 外側翼突筋 | 蝶形骨大翼下面・翼状突起外側板 | 下顎頸の翼突筋窩・関節円板 | 開口・前突・側方運動 |
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