学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §1 患者の権利 / QJ30A004
理由で解く 柔道整復師
患者面接での基本姿勢は、相手を「判定する」のではなく「受け止める」ことです。選択肢のうち評価的態度だけが向きが逆であり、これが答えになります。
面接の土台は受容・共感・傾聴です。聞き手の応答の型は、評価的・解釈的・調査的・支持的・理解的の5つに整理され(ポーターの分類)、このうち評価的態度は、相手の話を善悪や正誤の物差しで判定し、自分の意見を示すものです。判定されると感じた患者は身構え、都合の悪い情報を出さなくなるため、痛みの経過や生活背景といった施術の判断に必要な情報が集まりません。施術者は自分の価値基準で結論を下す前に、相手の言葉を相手の枠組みのまま受け取り、要約して返す(理解的態度)ことを心がけます。生活習慣を改めてほしい場面でも、責める言い方ではなく、まず相手の困りごとを言葉にして確認し、そのうえで選べる方法を一緒に挙げると受け入れられやすくなります。
| 態度 | 応答の中身 | 面接での位置づけ |
|---|---|---|
| 評価的 | 善悪・正誤を判定し、意見や忠告を述べる | 相手を身構えさせる/適切でない |
| 解釈的 | 相手の話の意味を聞き手が説明する | 押しつけになりやすく用い方に注意 |
| 調査的 | 不足情報を問いただす | 必要だが尋問調になると逆効果 |
| 支持的 | 受けとめ、支える | 望ましい |
| 理解的 | 相手の枠組みのまま受け取り、確かめて返す | 望ましい(面接の中心) |
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