学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ29P115
理由で解く 柔道整復師
毎日2時間のウォーキングという反復負荷のあとに足背の疼痛と腫脹が出現した経過から、中足骨骨幹部の疲労骨折である行軍骨折を考える。
行軍骨折は長距離の歩行や行軍によって第2・第3中足骨の骨幹部に生じる疲労骨折で、名称のとおり軍隊の行軍で多発したことに由来する。運動習慣を新しく始めた人や、急に歩行量を増やした人にも起こり、年齢は問わない。症状は足背の疼痛と腫脹で、圧痛は骨幹部に限局し、叩打痛や介達痛を認めることが多い。疲労骨折であるため初期の単純エックス線写真では所見に乏しく、2〜3週後に骨膜反応として現れる。対応としては、歩行量を一時的に減らして局所の安静を保ち、限局性圧痛の部位を確認したうえで、画像による確認のため医師の受診を勧める。復帰は痛みの消退と歩行量の段階的な再開に合わせて進める。
| 疾患 | 部位 | 好発・機序 |
|---|---|---|
| 行軍骨折 | 第2・第3中足骨骨幹部(足背) | 長距離歩行の反復による疲労骨折 |
| ジョーンズ骨折 | 第5中足骨近位部(足外側) | 踏み込み・方向転換の反復。競技者に多い |
| 第2ケーラー病(フライバーグ病) | 第2中足骨骨頭 | 10歳代女子に好発する骨端症 |
| フランスヒール骨折 | 踵骨後上方(踵部) | アキレス腱の牽引による鴨嘴状の裂離骨折 |
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