学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ29A100
理由で解く 柔道整復師
屈曲反射が起きると、刺激を受けた側では屈筋が収縮して足を引っ込め、同時に反対側では伸筋が収縮して体重を支えます。この対側の反応を交叉性伸展反射といいます。
画びょうを踏んだ場面を思い浮かべてください。まず痛みを感じた足を素早く引っ込める必要があるので、刺激側では屈筋が収縮し、同時に拮抗筋である伸筋は弛緩します(相反神経支配)。ところが片脚を上げれば体は倒れてしまうため、反対側の脚では逆に伸筋が収縮し屈筋が弛緩して、全体重を支える柱になります。これが交叉性伸展反射です。仕組みとしては、侵害受容器からの求心性入力が脊髄に入り、介在ニューロンを介して同側と対側の運動ニューロンへ振り分けられる多シナプス反射で、単シナプス性の伸張反射(膝蓋腱反射など)とは経路が異なります。「引っ込める側=屈曲、支える側=伸展」と身体の動きで覚えれば、選択肢を1つずつ照合できます。
| 刺激側(同側) | 刺激の反対側(対側) | |
|---|---|---|
| 屈筋群 | 収縮 | 弛緩 |
| 伸筋群 | 弛緩 | 収縮 |
| 肢の動き | 屈曲して引っ込める | 伸展して体重を支える |
| 反射の名称 | 屈曲反射(逃避反射) | 交叉性伸展反射 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。