学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §7 体温とその調節 / QJ29A092
理由で解く 柔道整復師
新生児は体重あたりの体表面積が大きく、体温調節の仕組みも未熟なため、環境温の影響を受けやすいのが特徴です。保温への配慮が欠かせない理由がここにあります。
熱は体表面から逃げるので、体重に対して表面積の比が大きいほど失われやすくなります。新生児はこの比が成人の約3倍あり、加えて皮下脂肪という断熱材が薄く、視床下部の体温調節中枢も発達途上です。さらに、ふるえによる熱産生がまだ十分にできないため、肩甲間部や腎周囲の褐色脂肪組織を燃やす非ふるえ産熱に頼っています。こうした事情が重なり、新生児は環境温が下がれば低体温に、上がれば高体温に傾きやすくなります。だからこそ、出生直後に体を拭いて濡れを取り、室温を保ち、保温器や着衣で環境温を整える対応が求められます。一方、健常な成人の体温には日内変動があり、早朝の午前2〜6時ごろに最も低く、夕方の午後3〜6時ごろに最も高くなります。
| 測定部位 | 特徴 | 影響を受けやすい要因 |
|---|---|---|
| 直腸温 | 深部体温をよく反映し安定。最も高い値 | 影響を受けにくい |
| 鼓膜温 | 視床下部の温度に近く、短時間で測れる | 測定手技、外耳道の状態 |
| 口腔温 | 直腸温よりやや低い | 飲食、開口呼吸 |
| 腋窩温 | 最も測りやすいが最も低い値 | 外気温、発汗、密着の程度 |
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