学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §4 呼吸 / QJ29A088
理由で解く 柔道整復師
肺活量は「予備吸気量+1回換気量+予備呼気量」の合計なので、その一部である予備呼気量より必ず大きくなります。定義の包含関係を押さえれば、数値を暗記しなくても正誤が判定できます。
肺気量分画は4つの基本量(予備吸気量IRV・1回換気量TV・予備呼気量ERV・残気量RV)と、それらを足し合わせた容量から成ります。肺活量VC=IRV+TV+ERV、機能的残気量FRC=ERV+RV、全肺気量TLC=VC+RVです。ここで重要なのは「和は必ず部分より大きい」という当たり前の関係で、選択肢の多くはこの包含関係だけで切れます。目安の値としては、TV約500 mL、IRV約2,000〜3,000 mL、ERV約1,000 mL、RV約1,200 mL、VC約3,500〜4,000 mL、FRC約2,300 mLを覚えておくと確認に使えます。解くときは、VC=IRV+TV+ERV、FRC=ERV+RV、TLC=VC+RV の3つの式を書き出し、どの分画がどの分画を含んでいるかを1つずつ確かめる習慣をつけると、この形式の問題は確実に取れます。
| 分画 | 定義 | 目安(成人男性) |
|---|---|---|
| 1回換気量(TV) | 安静時の1回の呼吸で出入りする量 | 約500 mL |
| 予備吸気量(IRV) | 安静吸気位からさらに吸える量 | 約2,000〜3,000 mL |
| 予備呼気量(ERV) | 安静呼気位からさらに吐ける量 | 約1,000 mL |
| 残気量(RV) | 最大呼出後も肺に残る量 | 約1,200 mL |
| 肺活量(VC) | IRV+TV+ERV | 約3,500〜4,000 mL |
| 機能的残気量(FRC) | ERV+RV | 約2,300 mL |
| 全肺気量(TLC) | VC+RV | 約5,000 mL |
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