学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ29A053

理由で解く 柔道整復師

QJ29A053 解剖学

出典:第29回柔道整復師国家試験(2021)午前 問53
問題
胸骨角が連結する肋軟骨はどれか。
選択肢
1 第1肋軟骨
2 第2肋軟骨
3 第3肋軟骨
4 第4肋軟骨
解答
正解2(第2肋軟骨)
解説

胸骨角は胸骨柄と胸骨体の境で、ここに第2肋軟骨が付く。正答は2。

胸骨は上から胸骨柄・胸骨体・剣状突起の3部からなる。胸骨柄と胸骨体はわずかに角度をつけて連結し、その前面にできる横走する隆起を胸骨角(ルイ角)という。体表から指で確実に触れるため、肋骨を数える出発点として使われる。胸骨角の高さで外側に触れる肋軟骨が第2肋軟骨であり、そこから1本ずつ下へ数えれば第3・第4…と特定できる。第1肋軟骨は胸骨柄の外側縁に付き、鎖骨の陰に隠れて触れにくいので起点にはならない。胸骨角の高さは第4〜5胸椎の椎間に相当し、気管分岐部・大動脈弓の始まりと終わりともほぼ一致するので、胸部の高さを言い当てる万能の物差しになる。

✓ 2. 正しい
第2肋軟骨
胸骨柄と胸骨体の連結部(胸骨角)の高さで胸骨に付く肋軟骨。触診で最初に確実に見つけられる肋骨がこの第2肋骨で、肋骨を数えるときの基準になる。
✗ 1. 誤り
第1肋軟骨
胸骨柄の外側縁に付く。胸骨角より上のレベルであり、しかも鎖骨に覆われて触れにくいため触診の起点にはしない。第1肋軟骨だけは早期に骨化しやすい点も特徴。
✗ 3. 誤り
第3肋軟骨
胸骨体の上部に付く。胸骨角よりひとつ下のレベルで、胸骨角から下へ1本数えた位置にあたる。
✗ 4. 誤り
第4肋軟骨
胸骨体に付く。胸骨角から下へ2本数えた位置で、胸骨角を起点に順に下ってはじめてたどり着く高さである。
ポイント
  • 胸骨角=胸骨柄と胸骨体の境。第2肋軟骨が付く高さ
  • 体表から触れる確実な指標で、肋骨を数える出発点になる
  • 第1肋軟骨は胸骨柄に付き、鎖骨に隠れて触れにくい
  • 胸骨角の高さ=第4〜5胸椎の椎間、気管分岐部、大動脈弓の始まりと終わり
  • 胸骨は上から胸骨柄・胸骨体・剣状突起の3部
比較表
部位連結する肋軟骨体表からの目印
胸骨柄第1肋軟骨鎖骨に隠れて触れにくい
胸骨角(柄と体の境)第2肋軟骨触知しやすく、肋骨を数える起点
胸骨体(上部〜下部)第3〜第7肋軟骨胸骨角から順に下へ数える
剣状突起付かない心窩部の中央に触れる
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