学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §1 人体解剖学概説 / QJ29A052
理由で解く 柔道整復師
軟骨は基質に含まれる線維の種類で硝子軟骨・弾性軟骨・線維軟骨の3つに分かれます。この4つのなかで硝子軟骨の代表として挙がるのは肋軟骨で、正答は2です。耳介軟骨と喉頭蓋軟骨は弾性軟骨、鼻軟骨は性質の異なる軟骨をまとめた呼び名です。
硝子軟骨は、細いコラーゲン細線維(Ⅱ型)が均質な基質にうもれたもので、新鮮な状態ではすりガラスのように半透明に見えます。関節軟骨・肋軟骨・気管および気管支の軟骨・鼻中隔軟骨・喉頭の甲状軟骨と輪状軟骨・骨端軟骨(成長板)など、体内でもっとも広く分布する型で、加齢とともに石灰化・骨化しやすいという性質もあります。弾性軟骨は基質に弾性線維の網が加わったもので、やや黄色みを帯び、曲げても元の形に戻ります。耳介・外耳道・耳管と、嚥下のたびに倒れて起き上がる喉頭蓋軟骨(および小角軟骨・楔状軟骨)のように「変形しても復元することが仕事」の場所に使われます。線維軟骨は太いコラーゲン線維束(Ⅰ型)が主体で圧迫と牽引の両方に強く、椎間円板・関節半月/関節円板・恥骨結合・関節唇など強い力がかかる部位に置かれています。「曲がって戻る所は弾性、押しつぶされ引き裂かれる所は線維、それ以外の大部分は硝子」と機能から結びつけると、暗記に頼らず判断できます。
| 種類 | 基質の主な線維 | 肉眼的な性状 | 代表的な部位 |
|---|---|---|---|
| 硝子軟骨 | 細いコラーゲン細線維(Ⅱ型・均質にみえる) | 半透明・青白い。加齢で石灰化 | 関節軟骨、肋軟骨、気管・気管支軟骨、鼻中隔軟骨・外側鼻軟骨、甲状軟骨・輪状軟骨、骨端軟骨 |
| 弾性軟骨 | 弾性線維の網+コラーゲン | やや黄色。曲げても復元 | 耳介軟骨、外耳道軟骨、耳管軟骨、喉頭蓋軟骨、小角軟骨、楔状軟骨 |
| 線維軟骨 | 太いコラーゲン線維束(Ⅰ型) | 白色・強靭。圧迫と牽引に強い | 椎間円板、関節半月・関節円板、恥骨結合、関節唇 |
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