学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §32 足関節外側靱帯損傷の診察 / QJ29A031
理由で解く 柔道整復師
前距腓靱帯が断裂すれば距骨の前方への動きを止められなくなるため、前方引き出しテストは陽性になる。「陰性」とする4が設問の答え。
前方引き出しテストは、下腿遠位部を後方へ押さえながら踵部を前方へ引き出し、健側と比べて距骨の前方移動が大きいか、抵抗の終わり(エンドポイント)が柔らかいかをみる検査で、前距腓靱帯の連続性を評価する。断裂していれば移動量が増え、明確な制動が感じられない。ただし急性期は疼痛と筋防御、腫脹のために正確な判定が難しく、偽陰性になりうる。その場合はRICE処置で腫脹と痛みを落ち着かせてから改めて評価し、外果の骨折や第5中足骨基部骨折などが否定できないときは画像診断につなぐ。皮下出血斑は受傷直後には現れず、1〜数日たってから外果の前方から下方に広がって出現することが多い。
| 検査 | 評価する靱帯 | 陽性所見 |
|---|---|---|
| 前方引き出しテスト | 前距腓靱帯 | 距骨の前方移動が健側より増大、エンドポイント不明瞭 |
| 内反ストレステスト | 踵腓靱帯(+前距腓靱帯) | 距骨傾斜角の増大、内反動揺性の増大 |
| 圧痛点の触診 | 損傷部位の同定 | 外果前方=前距腓、外果下方=踵腓、外果先端・第5中足骨基部=骨折を疑う |
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