学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §32 足関節外側靱帯損傷の診察 / QJ29A030
理由で解く 柔道整復師
腫脹の強さと靱帯損傷の重症度は必ずしも一致しない。設問が求める誤りは2。
完全断裂では関節包も一緒に破綻するため、関節内にたまるはずの出血が周囲の疎な組織へ逃げてしまい、かえって局所の膨隆が目立たないことがある。逆に部分損傷でも出血や炎症反応が強ければ大きく腫れる。したがって「よく腫れているから重症」「あまり腫れていないから軽症」という判断は成り立たない。重症度は、圧痛の部位と範囲、前方引き出しテストや内反ストレステストで得られる不安定性、荷重や歩行の可否などを組み合わせて評価する。腫脹が強い急性期は不安定性テストの判定が難しいため、まずRICE処置で腫脹と疼痛を抑え、日を改めて再評価する。骨折の可能性が否定できないときは画像診断につなぐ。
| 靱帯 | 緊張する肢位 | 損傷頻度 | 主な検査 |
|---|---|---|---|
| 前距腓靱帯 | 底屈+内返し | 最も多い | 前方引き出しテスト |
| 踵腓靱帯 | 中間位〜背屈での内返し | 次に多い(前距腓と合併) | 内反ストレステスト |
| 後距腓靱帯 | 背屈位 | まれ(強い外力時) | — |
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