学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §21 肘内障の診察および整復 / QJ29A018
理由で解く 柔道整復師
肘内障は橈骨頭が輪状靱帯から亜脱臼し、輪状靱帯の一部が腕橈関節に挟み込まれた状態で、他動的に前腕回外を強制すると抵抗感と痛みが出る。正しいのは4。
2〜4歳ごろの幼児に多く、手や前腕を急に引っ張られたときに起こる。受傷後は前腕回内・肘軽度屈曲位で上肢を下垂したまま動かそうとせず、「腕を使わない」ことが最大の手がかりになる。骨折と違って腫脹・変形・皮下出血はほとんど認めず、X線でも明らかな所見が出ないことが多い。逆に、腫脹が目立つ、局所に軋轢音や異常可動性がある、高所からの転落など強い外力があった場合は上腕骨顆上骨折などを疑い、自己判断で整復せず医師の診察につなぐ。整復は回外法や回内法で行い、成功すると橈骨頭部にクリック(弾発音)を触れ、直後から患肢を自然に使い始める。
| 所見 | 肘内障 | 肘周辺の骨折(顆上骨折など) |
|---|---|---|
| 好発年齢 | 2〜4歳 | 学童期に多い |
| 受傷機転 | 手を引っ張られる(牽引) | 転倒・転落(強い外力) |
| 腫脹・変形 | ほとんどなし | あり(著明なことが多い) |
| 軋轢音・異常可動性 | なし | あり得る |
| 回外強制 | バネ様抵抗感+疼痛 | 強い疼痛(部位は骨折部) |
| 画像所見 | 明らかな異常を認めにくい | 骨折線・転位を認める |
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