学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §19 肘関節後方脱臼の診察および整復 / QJ29A017
理由で解く 柔道整復師
肘関節後方脱臼は青壮年に好発し、幼少年期には少ない。1が設問の答え。
肘関節後方脱臼は、肘を伸展位にして手をついた際に肘頭が肘頭窩に突き当たって支点となり、前方の関節包が破れて尺骨・橈骨が後方へ押し出されて起こる。全身の脱臼のなかでも頻度が高く、スポーツ外傷として10代後半から青壮年に多い。一方、幼少年期は骨端軟骨や骨自体が靱帯より弱いため、同じ外力を受けると脱臼ではなく上腕骨顆上骨折や骨端線損傷になりやすく、脱臼の頻度は相対的に低い(この年代の肘外傷の代表は肘内障)。外観は肘頭の後方突出、上腕三頭筋腱の索状緊張、前腕の短縮、ヒューター三角の乱れが特徴となる。肘頭が後方に突出していても、ヒューター三角が保たれていれば上腕骨顆上骨折を考える。
| 年代 | 代表的な肘外傷 | 理由 |
|---|---|---|
| 幼児(1〜4歳) | 肘内障 | 輪状靱帯が緩く橈骨頭が抜けやすい |
| 学童期 | 上腕骨顆上骨折 | 骨端軟骨・骨が靱帯より弱い |
| 青壮年 | 肘関節後方脱臼 | 靱帯より関節包が破綻しやすい |
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