学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §16 肩鎖関節上方脱臼の固定 / QJ29A013
理由で解く 柔道整復師
ロバート・ジョーンズ固定の主眼は、上方に突出した鎖骨遠位端を押し下げ続けること。最も圧迫がかかるのは2の鎖骨遠位。
肩鎖関節上方脱臼の整復位を保つには、鎖骨遠位端を下へ押さえる力と、下垂した上肢を下から突き上げる力を同時に効かせ続けなければならない。ロバート・ジョーンズ(Robert Jones)の絆創膏固定は、鎖骨遠位端の上を通した絆創膏を肘部へ回して締めることで、肘を突き上げながら鎖骨遠位端を押し下げる構造になっている。したがって圧迫が最も集中するのは鎖骨遠位端部である。ここは皮膚の直下に骨があり圧迫による皮膚障害が起きやすいので、綿花やパッドで保護し、来院のたびに皮膚の色・発赤・疼痛を確認して、必要なら巻き直す。
| 部位 | 固定での扱い | 理由 |
|---|---|---|
| 鎖骨遠位端 | 最も強く押し下げる | 上方に転位している部位だから |
| 肘・上腕 | 下から押し上げる | 下がった肩峰を持ち上げるため |
| 肩峰 | 押し下げない | 押すと転位が増強する |
| 鎖骨近位 | 圧迫しない | 転位がなく血管・神経の危険がある |
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