学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §15 肩鎖関節上方脱臼の診察および整復 / QJ29A012
理由で解く 柔道整復師
整復は「鎖骨遠位端を下へ、下垂した上肢を上へ」と上下から挟み込む操作。患肢を前下方へ牽引するとした3が設問の答え。
肩鎖関節上方脱臼は、肩鎖靱帯・烏口鎖骨靱帯が損傷して肩峰(肩甲骨側)が上肢の重みで下方に落ち込み、鎖骨遠位端が相対的に上方へ突出した状態である。したがって整復は、鎖骨遠位端を下方へ押し下げると同時に、下がった上肢(肩甲骨)を上方へ押し上げ、離れた肩峰と鎖骨を再び近づける操作になる。助手は患者の後方から両上腕を把持して両肩を後方に引き、胸を張らせて鎖骨の走行を整える。ここで患肢を前下方へ引くと、肩峰がさらに下がって転位を助長してしまう。整復位は保持が難しいので、続く絆創膏固定などで押し下げ・押し上げを持続させることが要点となる。
| 対象 | 加える力の向き | 目的 |
|---|---|---|
| 鎖骨遠位端 | 下方へ圧迫 | 突出した鎖骨を押し下げる |
| 患肢(上腕・肘) | 上方へ押し上げる | 下がった肩峰を持ち上げる |
| 両肩(助手) | 後方へ引く | 胸を張らせ鎖骨の走行を整える |
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