学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §3 柔道整復師と柔道 / QJ29A002

理由で解く 柔道整復師

QJ29A002 必修問題

出典:第29回柔道整復師国家試験(2021)午前 問2
問題
柔道の坐礼で正しいのはどれか。
選択肢
1 右足から坐り、右足から立つ。
2 右足から坐り、左足から立つ。
3 左足から坐り、右足から立つ。
4 左足から坐り、左足から立つ。
解答
正解3(左足から坐り、右足から立つ。)
解説

柔道の礼法は「左座右起(左坐右起)」が原則で、坐るときは左足(左膝)から下ろし、立つときは右足から立ち上がる。したがって正しいのは3。

坐るときは左膝を先に床につけ、立つときは右膝を先に立てて右足で体を起こす。手順は、自然本体(直立姿勢)から左足を半歩後ろに引いて左膝を床につけ、続いて右膝をつけて両膝をそろえる(膝の間はこぶし1〜2個分)。両足のつま先を立てた状態から甲を伸ばして床につけ、両かかとの上に腰を下ろすと正坐になる。礼そのもの(坐礼)は、正坐のまま両手を同時に膝の前の畳につけ、臀部は踵につけたまま浮かせずに上体を前傾させ、一呼吸おいて上体を戻す。立つときはつま先を立て直し、右膝を立てて右足から立ち上がり、左足をそろえて自然本体に戻る。足の順序は「坐るのは左、立つのは右」と一組にして覚えると混乱しない。なお左座右起は正坐への出入りの作法であり、立ったまま行う立礼には足の順序という概念がない点も押さえておく。

✗ 1. 誤り
右足から坐り、右足から立つ。
立つ動作は右足からで合っているが、坐る動作は左足(左膝)からが正しい。前半が逆になっている。
✗ 2. 誤り
右足から坐り、左足から立つ。
坐るのも立つのも左右が逆で、「左座右起」と正反対の組み合わせになっている。
✓ 3. 正しい
左足から坐り、右足から立つ。
左膝を先に床につけて正坐に入り、立つときは右膝を先に立てて右足で立ち上がる。これが「左座右起」で、正坐への出入り(坐り方・立ち方)に共通する足の運びである。
✗ 4. 誤り
左足から坐り、左足から立つ。
坐る動作は左足からで合っているが、立つ動作は右足からが正しい。後半が逆になっている。
ポイント
  • 左座右起:坐るのは左足(左膝)から、立つのは右足から。正坐への出入り(坐り方・立ち方)の原則。
  • 坐る順:左膝→右膝→つま先を伸ばす→かかとの上に腰を下ろす。立つ順はこの逆で、つま先を立てる→右膝を立てる→右足で立つ→左足をそろえる。
  • 坐礼では両手を同時に膝の前の畳につけ、臀部は踵につけたまま(浮かせずに)上体を前傾させる。目線は自然に下へ向け、頭だけを下げない。
  • 立礼は自然本体から上体を約30度前傾させる礼で、足の順序(左座右起)は関係しない。左座右起は正坐への出入りの作法。
  • 礼の時間は立礼・坐礼とも一呼吸。柔道の礼法は必修問題で頻出。
比較表
場面動き方ポイント
坐る(正坐に入る)左足(左膝から床へ)左座右起(左坐右起)
立つ(正坐から起立)右足(右膝を立てて)
坐礼(礼そのもの)両手を同時に膝の前の畳へ(左右の先後はない)臀部は踵につけたまま浮かせない
立礼足の順序は関係しない自然本体から上体を約30度前傾、一呼吸
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