学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §7 総論 脱臼 / QJ28P077
理由で解く 柔道整復師
拡張性脱臼は、関節内に液体が貯まって関節包が押し広げられ、骨頭が押し出される脱臼です。小児の化膿性股関節炎などにみられ、股関節との組合せが正しいものになります。
脱臼を病態で分けると、外傷性、病的(拡張性・破壊性・麻痺性)、反復性、随意性、先天性、恒久性に整理できます。拡張性脱臼は、関節液・血液・膿が貯留して関節内圧が上がり、関節包が伸びて骨頭が亜脱臼から脱臼の位置へ移動するものです。関節包に余裕があり、しかも荷重がかかる股関節で起こりやすく、小児の化膿性股関節炎が代表例です。反復性脱臼は初回の外傷で関節唇や関節包に修復されない損傷が残り、その後は軽い外力でも繰り返すもので、肩関節が圧倒的に多くなります。随意性脱臼は本人の意思で脱臼させ、また整復できるもので、肩関節や膝蓋骨にみられます。恒久性脱臼は麻痺性や病的な要因で脱臼位のまま整復されずに経過したものを指します。組合せ問題は、それぞれの病態を「最も起こりやすい関節」と1対1で結び直しておくと、選択肢を見た瞬間に判定できます。
| 病態 | 内容 | 起こりやすい部位 |
|---|---|---|
| 拡張性脱臼 | 関節液・血液・膿の貯留で関節包が拡張し骨頭が押し出される | 股関節(小児の化膿性股関節炎など) |
| 反復性脱臼 | 初回外傷の遺残損傷により軽い外力で繰り返す | 肩関節 |
| 随意性脱臼 | 本人の意思で脱臼・整復できる | 肩関節、膝蓋骨 |
| 恒久性脱臼 | 麻痺性・病的要因で脱臼位のまま持続する | 特定の外傷好発部位はない |
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