学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §6 総論 骨折 / QJ28P076
理由で解く 柔道整復師
リモデリング期には、余分な仮骨が吸収され、力のかかる方向に沿って緻密質が作り直されます。「力学的に有利な形態に順応する」という記述が正しい説明です。
骨折の治癒は4つの段階を順に進みます。まず骨折部に血腫ができ、その中のフィブリン(線維素)網が足場となって毛細血管と線維芽細胞が入り込みます(炎症期・血腫器質化期)。次に骨芽細胞がコラーゲンを主体とする類骨(骨様組織)を作り、軟骨内骨化と膜内骨化によって幼若で軟らかい仮骨が骨折部を橋渡しします(仮骨形成期)。この類骨に石灰塩が沈着して硬さを得るのが仮骨硬化期で、臨床的骨癒合が得られる時期にあたります。最後に、破骨細胞が過剰な仮骨を吸収し、Wolffの法則に従って荷重のかかる方向に緻密質が再構築され、骨髄腔も再開通します(リモデリング期)。この流れを「血のかたまり → やわらかい骨 → かたい骨 → 形を整える」という一本の物語として覚えておけば、選択肢が入れ替えられていてもすぐ気づけます。
| 時期 | 主な出来事 | 合言葉 |
|---|---|---|
| 炎症期(血腫器質化期) | 血腫形成、線維素(フィブリン)網、毛細血管と線維芽細胞の侵入 | 血のかたまり |
| 仮骨形成期 | 骨芽細胞が類骨を産生、幼若で軟らかい仮骨が橋渡し | やわらかい骨 |
| 仮骨硬化期 | 類骨に石灰塩が沈着して硬性仮骨へ(臨床的骨癒合) | かたい骨 |
| リモデリング期 | 過剰仮骨の吸収、緻密質の再構築、骨髄腔の再開通 | 形を整える |
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