学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §6 総論 骨折 / QJ28P068
理由で解く 柔道整復師
骨折の固有症状は「転位(変形)」「異常可動性」「軋轢音」の3つ。圧痛・腫脹・皮下出血斑・機能障害は、捻挫や打撲でも起こる一般外傷症状です。
骨が連続性を失って2つ以上の骨片に分かれると、外力の方向と筋の牽引に従って骨片が本来の位置からずれます。これが転位で、外見上の変形や短縮として現れます。骨のないはずの部位が動く異常可動性も、骨片同士がこすれて伝わる軋轢音も、すべて「骨が離断した」ことから直接生まれる現象です。だからこの3つは骨折以外では原則起こらず、確認できれば骨折の確定に大きく近づきます。逆に圧痛や腫脹は、組織が壊れれば何であっても生じるため、これだけでは骨折と断定できません。ただし異常可動性や軋轢音をわざわざ誘発する操作は、骨片で血管・神経を傷つける危険があります。限局性圧痛や介達痛(軸圧痛・叩打痛)といった安全な所見で骨折を疑い、医師の画像診断につなぐのが実際の進め方です。
| 区分 | 含まれる症状 | 成り立ち |
|---|---|---|
| 固有症状 | 転位(変形・短縮)/異常可動性/軋轢音 | 骨の連続性が断たれたことから直接生じる |
| 一般外傷症状 | 疼痛(圧痛・介達痛)/腫脹/皮下出血斑/機能障害 | 組織が損傷されれば骨折以外でも生じる |
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