学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §17 主要な疾患 膠原病 / QJ28P040
理由で解く 柔道整復師
関節リウマチは滑膜の炎症が主体なので、滑膜に富む関節が侵されます。頸椎では環軸関節が侵されやすく、環軸椎亜脱臼を生じます。
関節リウマチは滑膜の慢性炎症を主体とする自己免疫疾患で、増殖した滑膜(パンヌス)が軟骨と骨を破壊します。したがって滑膜性の関節が標的となり、手ではMCP関節・PIP関節・手関節が左右対称に侵され、DIP関節は原則として侵されません。頸椎では第1・第2頸椎の間にある環軸関節に滑膜炎が及び、横靱帯が緩んで環軸椎亜脱臼を起こしやすくなります。ここは脊髄のすぐ前にあたるため、後頸部痛、四肢のしびれ、手指の巧緻運動障害、歩行障害といった脊髄症状が出ることがあります。関節リウマチの患者では頸部を強く前屈させる操作や急激な徒手操作を避け、こうした症状があれば画像評価を含めて医療機関と連携します。
| 関節リウマチ | 変形性関節症 | 強直性脊椎炎 | |
|---|---|---|---|
| 本態 | 滑膜の自己免疫性炎症 | 関節軟骨の変性・摩耗 | 付着部の炎症 |
| 手指の侵される関節 | MCP・PIP(DIPは原則除く) | DIP(ヘバーデン結節)・PIP(ブシャール結節) | — |
| 特徴的部位 | 手関節、環軸関節 | 膝・股・脊椎 | 仙腸関節、脊椎 |
| こわばり | 朝1時間以上 | 短時間(動かすと軽快) | 朝のこわばり+運動で軽快 |
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