学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §18 主要な疾患 腎・尿路疾患 / QJ28P041
理由で解く 柔道整復師
ネフローゼ症候群は、糸球体の濾過膜の透過性が亢進して大量の蛋白が漏れ出る病態です。病変の主体は糸球体にあります。
腎・尿路疾患は「病変がどこにあるか」で整理すると症状と結びつきます。糸球体が主座なら濾過のふるいが壊れるので蛋白尿・血尿が前面に出ます。尿細管間質が主座なら尿の濃縮力低下や電解質異常が目立ち、下部尿路が主座なら頻尿・排尿時痛などの排尿症状が出ます。ネフローゼ症候群は糸球体の濾過膜(毛細血管内皮・基底膜・足細胞)の透過性が高まってアルブミンが大量に漏れる病態で、1日3.5g以上の高度蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、脂質異常症を特徴とします。血漿膠質浸透圧の低下により全身に浮腫が生じ、顔(特にまぶた)のむくみで気づかれることもあります。
| 疾患 | 病変の主座 | 主な所見 |
|---|---|---|
| ネフローゼ症候群 | 糸球体 | 高度蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、脂質異常症 |
| 間質性腎炎 | 尿細管・間質 | 薬剤歴、尿濃縮力低下、軽度蛋白尿 |
| 腎盂腎炎 | 腎盂・尿細管間質 | 発熱、悪寒、肋骨脊柱角の叩打痛、膿尿 |
| 複雑性膀胱炎 | 膀胱 | 頻尿、排尿時痛、残尿感(基礎疾患あり) |
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