学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §14 感覚の生理 / QJ28A104
理由で解く 柔道整復師
近くを見るときは、動眼神経の副交感成分によって毛様体筋が収縮する。その結果、毛様体小帯がゆるみ、水晶体が厚くなって屈折力が増す。
調節の経路は、Edinger‐Westphal核 → 動眼神経 → 毛様体神経節 → 毛様体筋という副交感性の流れである。毛様体筋(輪走筋)が収縮すると、毛様体はリング状に内側へせり出す。すると水晶体を外周から引っ張っていた毛様体小帯(Zinn小帯・チン小帯)の張力が下がり、張力から解放された水晶体は自らの弾性で前後に厚くなる。曲率が増して屈折力が上がるため、近くの物体の像が網膜上で結ばれる。遠くを見るときはこの逆で、毛様体筋が弛緩し小帯が緊張して水晶体は薄く引き伸ばされる。なお近見時には調節・縮瞳・輻輳の三つが同時に起こり、これを近見反応(近見反射)と呼ぶ。順序を「毛様体筋の収縮が出発点、小帯の弛緩と水晶体の膨隆はその結果」と押さえると、選択肢の真偽を一本の流れで判定できる。
| 項目 | 近くを見るとき(近見) | 遠くを見るとき(遠見) |
|---|---|---|
| 毛様体筋 | 収縮 | 弛緩 |
| 毛様体小帯(Zinn小帯) | 弛緩 | 緊張 |
| 水晶体の厚み・曲率 | 厚い・曲率大 | 薄い・曲率小 |
| 屈折力 | 増大 | 減少 |
| 瞳孔・眼位 | 縮瞳・輻輳を伴う | 散大傾向・開散 |
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