学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ28A103
理由で解く 柔道整復師
ゴルジ腱紡錘(腱器官)を受容器とするのは折りたたみナイフ反射である。腱器官が過大な張力を感知し、Ib線維を介して収縮中の筋を抑制する(自原抑制)ことで説明される。
腱器官は腱と筋の移行部にあり、筋が発生している張力を感知するセンサーである。求心線維はIb線維で、脊髄内で抑制性介在ニューロンを介して同じ筋のα運動ニューロンを抑制する(自原抑制・Ib抑制)。痙縮のある四肢を他動的に伸ばしていくと、はじめは伸張反射によって強い抵抗が生じるが、張力がある水準を超えると急に抵抗が消え、折りたたみナイフを畳むような感触になる。この抵抗の消失に腱器官からのIb抑制が関与するとされる。一方、名前に「腱」が付くアキレス腱反射の受容器は筋紡錘である。反射の名称ではなく、何が刺激され何を感知しているかで受容器を判断するとよい。
| 反射 | 刺激 | 受容器 | 求心線維 | 反応 |
|---|---|---|---|---|
| 折りたたみナイフ反射 | 痙縮肢の他動伸展(張力上昇) | 腱器官(ゴルジ腱紡錘) | Ib | 抵抗が急に消失(自原抑制) |
| アキレス腱反射 | アキレス腱の叩打(筋の伸張) | 筋紡錘 | Ia | 下腿三頭筋の収縮(足の底屈) |
| 足底反射 | 足底の皮膚刺激 | 皮膚受容器 | 皮膚求心線維 | 正常では足趾の底屈 |
| バビンスキー反射 | 足底外側をこする | 皮膚受容器 | 皮膚求心線維 | 錐体路障害で母趾背屈(病的反射) |
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