学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §13 筋肉の機能 / QJ28A102
理由で解く 柔道整復師
収縮しても長さが変わらないのはA帯である。A帯の長さは太いフィラメント(ミオシン)そのものの長さで決まり、フィラメント自体は短くならないためである。
骨格筋の収縮は滑り込み説(滑走説)で説明される。ATPを使ってミオシン頭部が首を振り、細いフィラメント(アクチン)を太いフィラメントの間へたぐり寄せる。このときフィラメントそのものの長さは変化せず、重なり合う範囲だけが増える。したがって太いフィラメントの存在範囲そのものであるA帯は不変である。一方、細いフィラメントが届いていないA帯中央のH帯は狭くなり、細いフィラメントだけからなるI帯も短くなり、Z線からZ線までの筋節(サルコメア)も短縮する。この筋節の短縮の総和が筋全体の短縮となる。本問には図が付されているが、上記の関係を理解していれば図に頼らずに判断できる。
| 構造 | 含まれるフィラメント | 目印 | 収縮時の長さ |
|---|---|---|---|
| A帯(暗帯) | 太い(+重なり部の細い) | 中央にH帯・M線 | 変わらない |
| H帯 | 太いのみ | A帯の中央 | 狭くなる(消失することもある) |
| I帯(明帯) | 細いのみ | 中央にZ線 | 短くなる |
| 筋節(サルコメア) | 太い+細い | Z線〜Z線 | 短くなる |
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