学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §13 筋肉の機能 / QJ29A101
理由で解く 柔道整復師
神経筋接合部の受容体はニコチン性アセチルコリン受容体で、伝達物質が結合すると受容体自身の孔が開く「リガンド(伝達物質)作動性イオンチャネル」です。したがって正しいのは4。
運動神経終末に活動電位が到達すると、終末の電位依存性Ca2+チャネルが開いてCa2+が流入し、シナプス小胞からアセチルコリン(ACh)が放出されます。AChはシナプス間隙を拡散し、筋線維側の終板膜に密集するニコチン性ACh受容体(Nm型)に結合します。この受容体は5つのサブユニットが輪状に集まった1個のタンパクで、「AChの結合部位」と「イオンの通り道」を兼ね備えているのが最大の特徴です。AChが2分子結合すると中央の孔が開き、主にNa+が細胞内へ流入して終板電位(脱分極)が生じます。この脱分極が周囲の筋細胞膜の電位作動性Na+チャネルを開けば活動電位となり、筋収縮へつながります。放出されたAChはアセチルコリンエステラーゼで速やかに分解され、伝達は一過性で終わります。
| リガンド(伝達物質)作動性チャネル | 電位作動性チャネル | |
|---|---|---|
| 開く合図 | 伝達物質の結合 | 膜電位の変化 |
| 神経筋接合部での例 | 終板のニコチン性ACh受容体 | 神経終末のCa2+チャネル、筋細胞膜のNa+チャネル |
| 存在部位 | シナプス後膜(終板膜) | 軸索・神経終末・筋細胞膜全般 |
| 生じる電位 | 終板電位(局所性・段階的) | 活動電位(全か無か・伝導する) |
| 役割 | 刺激を電気信号に変換する | 信号を発生・伝導させ、伝達物質放出の引き金を引く |
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