学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §4 消化器系 / QJ28A065
理由で解く 柔道整復師
集合リンパ小節(パイエル板)は回腸に特徴的で、とくに下部の腸間膜付着部と反対側の粘膜に集まっています。
消化管の粘膜には至るところに孤立リンパ小節がありますが、それが群れをなして肉眼で見える板状になったものが集合リンパ小節=パイエル板で、回腸の目印になります。回腸は小腸の遠位側で内容物が長くとどまり細菌数も増えるため、腸管関連リンパ組織(GALT)による監視が必要になるからです。パイエル板を覆う上皮にはM細胞があり、腸管内の抗原を取り込んで下に控えるリンパ球へ受け渡します。空腸と回腸を見分けるときは、輪状ヒダが密で壁が厚く血管弓の段数が少ない方が空腸、パイエル板が目立ち血管弓の段数が多く脂肪が豊富な方が回腸、と整理できます。
| 項目 | 空腸 | 回腸 |
|---|---|---|
| 位置 | 小腸の近位2/5、左上腹部 | 小腸の遠位3/5、右下腹部 |
| 輪状ヒダ | 高く密 | 低く疎 |
| 壁の厚さ・内腔 | 厚く、内腔は広い | 薄く、内腔は狭い |
| リンパ組織 | 孤立リンパ小節が主 | 集合リンパ小節(パイエル板) |
| 腸間膜の血管弓 | 段数が少なく直血管が長い | 段数が多く直血管が短い |
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