学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §35 包帯法 / QJ28A037

理由で解く 柔道整復師

QJ28A037 必修問題

出典:第28回柔道整復師国家試験(2020)午前 問37
問題
基本包帯で表巻きと裏巻きを交互に繰り返すのはどれか。
選択肢
1 亀甲帯
2 折転帯
3 麦穂帯
4 螺旋帯
解答
正解2(折転帯)
解説

折転帯は巻きながら包帯を折り返すため、包帯の表を向けて巻く区間と裏を向けて巻く区間が交互に現れる。

前腕や下腿のように末梢から中枢へ向かって太さが急に変わる部位では、螺旋帯のまま巻き上げると包帯の上縁が浮き上がって皮膚に密着せず、圧が不均一になる。そこで包帯の上縁を母指で押さえ、包帯を手前に折り返して進行方向を変えながら巻いていくのが折転帯である。折り返すたびに帯表と帯裏が入れ替わるため、表巻きと裏巻きが交互に繰り返される。折転の位置は毎回同じ線上にそろえると仕上がりが整い、点検もしやすい。折転部は局所的に厚くなるので、骨突出部や創部の直上を避けて配置し、圧迫痛や皮膚障害を防ぐ。

✓ 2. 正しい
折転帯
包帯を折り返して巻くため、折り返しごとに帯表と帯裏が入れ替わり、表巻きと裏巻きが交互になる。
✗ 1. 誤り
亀甲帯
関節部で屈側を交点として8の字を描く巻き方で、包帯を折り返さないため表裏は入れ替わらない。
✗ 3. 誤り
麦穂帯
8の字の交点が順次ずれていく巻き方で、これも折り返しを伴わないため表裏は交互にならない。
✗ 4. 誤り
螺旋帯
重なりを保ちながららせん状に巻き上げるだけで折り返しがなく、同じ面を向けたまま巻き進める。
ポイント
  • 折転帯=包帯を折り返して巻く方法。折り返しごとに帯表と帯裏が入れ替わる。
  • 適用は前腕・下腿など、末梢から中枢へ太さが急に変わる部位。
  • 折り返さない巻き方(環行帯・螺旋帯・亀甲帯・麦穂帯)では表裏は入れ替わらない。
  • 折転の位置は同じ線上にそろえると仕上がりが整い、点検もしやすい。
  • 折転部は厚くなるため、骨突出部や創部の直上を避けて配置する。
比較表
巻き方折り返しの有無表裏の入れ替わり主な適用
折転帯あり交互に入れ替わる前腕・下腿など太さが変わる部位
螺旋帯なし入れ替わらない太さの変化が少ない部位
亀甲帯なし入れ替わらない肘・膝など関節部
麦穂帯なし入れ替わらない肩・股関節・手足など
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