学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §35 包帯法 / QJ28A035

理由で解く 柔道整復師

QJ28A035 必修問題

出典:第28回柔道整復師国家試験(2020)午前 問35
問題
デゾー包帯で「三角帯」を用いるのはどれか。
選択肢
1 第1帯
2 第2帯
3 第3帯
4 第4帯
解答
正解3(第3帯)
解説

デゾー包帯の第3帯が三角帯であり、患側の肩から肘にかけて前面と後面で三角形を描くように回して上腕を体幹に固定する。

デゾー包帯は鎖骨骨折や肩関節周囲の固定に用いられる包帯法で、4本の帯を順に巻いて構成する。第1帯は腋窩に枕子(綿枕)を入れ、上腕を胸壁に密着させて固定する環行帯である。第2帯は健側の腋窩から患側の肘へと斜めに回して肘を吊り上げる提肘帯で、患肢の重みを支える。第3帯が三角帯で、患側肩の上を通って肘へ向かい、前面・後面それぞれで三角形を描くように巻いて上腕を体幹へ引きつけ、肩の外転や回旋を抑える。第4帯は前腕を水平位に保持して全体を安定させる。「1が環行、2が提肘、3が三角、4が前腕」と番号と役割をセットで覚えると取り違えない。巻いた後は指先の色調・温度・しびれの有無を確認し、循環障害がないか点検する。

✓ 3. 正しい
第3帯
患側の肩から肘へ、前面・後面で三角形を描くように巻いて上腕を体幹に引きつけるのが第3帯=三角帯である。
✗ 1. 誤り
第1帯
第1帯は腋窩に枕子を入れ、上腕を胸壁に密着させて固定する環行帯であり、三角形は描かない。
✗ 2. 誤り
第2帯
第2帯は健側腋窩から患側の肘を吊り上げる提肘帯で、患肢の重みを支える役割を担う。
✗ 4. 誤り
第4帯
第4帯は前腕を水平位に保持して全体を安定させる帯であり、三角帯ではない。
ポイント
  • デゾー包帯は4本の帯で構成。順番と役割をセットで覚える。
  • 第1帯=環行帯(枕子を腋窩に入れ上腕を胸壁へ固定)。
  • 第2帯=提肘帯(健側腋窩から患側肘を吊り上げる)。
  • 第3帯=三角帯(肩から肘へ前後で三角形を描き、上腕を体幹に引きつける)。
  • 第4帯=前腕の水平保持。巻き終えたら指先の色調・温度・しびれを確認する。
比較表
名称走行の要点役割
第1帯環行帯腋窩に枕子、胸郭と上腕を一緒に環行上腕を胸壁に密着・固定
第2帯提肘帯健側腋窩から患側肘へ斜めに患肢を吊り上げて支える
第3帯三角帯患側肩から肘へ、前後で三角形上腕を体幹に引きつけ外転・回旋を抑制
第4帯前腕保持前腕を水平に回す前腕の水平位保持と全体の安定
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