学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §35 包帯法 / QJ28A034

理由で解く 柔道整復師

QJ28A034 必修問題

出典:第28回柔道整復師国家試験(2020)午前 問34
問題
基本包帯法で誤っているのはどれか。
選択肢
1 環行帯第1行の上にそのまま重ねて第2行を巻く。
2 螺旋帯包帯が重ならないように間隔をあけて巻く。
3 亀甲帯-屈側で交差させ8の字を描くように巻く。
4 麦穂帯8の字の交点が順次少しずれるように巻く。
解答
正解2(螺旋帯包帯が重ならないように間隔をあけて巻く。)
解説

螺旋帯は前の巻きに1/2〜1/3を重ねながららせん状に巻き上げる方法である。重ならないよう間隔をあけて巻くのは蛇行帯であり、この説明が誤りとなる。

環行帯は同じ位置に重ねて巻く方法で、包帯の巻き始めと巻き終わりの固定や、他の巻き方の土台として使う。螺旋帯は太さの変化が少ない部位に用い、少しずつずらしながら重ねて巻くことで患部を隙間なく覆い、均一な圧をかける。これに対し蛇行帯は間隔をあけて素早く巻き上げる方法で、副子や被覆材を一時的に押さえるといった目的で使われ、患部を覆う本固定には用いない。亀甲帯は関節部で屈側を交点として8の字に巻く方法、麦穂帯は8の字の交点が順次少しずつずれて麦の穂のように並ぶ巻き方である。各巻き方の定義を押さえておけば、説明文と名称の対応が合っているかどうかはその場で判断できる。

✓ 2. これが答え(説明が誤っている)
螺旋帯包帯が重ならないように間隔をあけて巻く。
螺旋帯は前の巻きに1/2〜1/3を重ねて巻くのが原則で、隙間なく覆い均一な圧をかける。間隔をあけて巻くのは蛇行帯の説明である。
✗ 1. 答えではない(説明は正しい)
環行帯第1行の上にそのまま重ねて第2行を巻く。
環行帯は同じ位置に重ねて巻く方法で、記述のとおりである。巻き始め・巻き終わりの固定に用いる。
✗ 3. 答えではない(説明は正しい)
亀甲帯-屈側で交差させ8の字を描くように巻く。
亀甲帯は関節部で屈側を交点として8の字を描く巻き方であり、記述のとおりである。膝や肘など屈伸する関節に用いる。
✗ 4. 答えではない(説明は正しい)
麦穂帯8の字の交点が順次少しずれるように巻く。
麦穂帯は交点が順にずれて麦の穂のような模様になるのが特徴で、記述のとおりである。
ポイント
  • 環行帯=同じ位置に重ねて巻く。巻き始め・巻き終わりの土台。
  • 螺旋帯=1/2〜1/3を重ねながららせん状に巻く。隙間なく覆う。
  • 蛇行帯=間隔をあけて重ねずに巻く。副子や被覆材の一時的な押さえに使う。
  • 亀甲帯=関節部で屈側を交点に8の字。離開性と集合性がある。
  • 麦穂帯=8の字の交点が順次ずれ、麦の穂状の模様になる。
比較表
巻き方巻きの重なり主な適用部位・用途
環行帯同じ位置に完全に重ねる巻き始め・巻き終わりの固定
螺旋帯1/2〜1/3を重ねる太さの変化が少ない部位を隙間なく覆う
蛇行帯重ねず間隔をあける副子・被覆材の一時的な押さえ
折転帯折り返しながら重ねる前腕・下腿など太さが変わる部位
亀甲帯屈側を交点に8の字肘・膝など関節部
麦穂帯交点が順次ずれる8の字肩・股関節・手足など
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