学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §32 足関節外側靱帯損傷の診察 / QJ28A030
理由で解く 柔道整復師
I度損傷は靱帯線維の伸張・微小損傷にとどまり連続性が保たれているため、不安定性(動揺性)はみられない。
足関節外側側副靱帯は前距腓靱帯・踵腓靱帯・後距腓靱帯からなり、内がえし(内反・底屈)の強制で損傷する。最も損傷しやすいのは前距腓靱帯である。I度では疼痛、外果前下方に限局した圧痛、軽度の腫脹はあるが、前方引き出しテストや内反ストレステストで健側との差は出ない。II度は部分断裂で軽度の動揺性と皮下出血斑を伴い、III度は完全断裂で明らかな動揺性を示す。動揺性の有無と程度がそのまま重症度分類と固定期間の決定に直結するので、必ず健側と左右差を比較して評価する。腫脹が強く動揺性の判定が難しい場合は、まずRICE処置で腫脹を抑え、時期をおいて再評価するとよい。
| I度 | II度 | III度 | |
|---|---|---|---|
| 靱帯の状態 | 伸張・微小損傷(連続性あり) | 部分断裂 | 完全断裂 |
| 疼痛・圧痛 | あり(軽度) | あり(中等度) | あり(強い) |
| 腫脹 | 軽度 | 中等度 | 高度 |
| 皮下出血斑 | ほぼなし | みられる | 著明 |
| 不安定性(動揺性) | なし | 軽度 | 明らか |
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